いつも美味しいビールでお世話になっているThe Jha Barから,ビール造りに誘っていただいた.
場所は茨城県は常磐鴻巣駅近くにある木内酒造さん.
今日,お世話になる木内酒造さん.
木と漆喰のコントラストがとても綺麗.
今日の参加者は18名.
6人ずつ3チームに分かれ,それぞれ違うタイプのビールを造る.
オレはJhaのスタッフさんに「小麦大好きチーム」に編入を命じられ,小麦ビールを造ることになった.
小麦ビールと言っても色んなタイプがあるのだけど,「打倒Grisett」を誓い,ベルジャン・ホワイトを作ることにした.
作るタイプが決まったところで,木内酒造のスタッフさんと,レシピの打合せ.
オレらは素人なので,木内さんで作っているホワイトビールを味見,そのレシピをベースにコチラの要望を加え,レシピを組み立てていく.
リクエストで変わる要素は,大まかに麦の種類と分量,糖化させる温度と時間,ホップ等ハーブの分量だ.
チームのリクエストは,木内さんのホワイトをもっと濃くした感じ.
アルコール度数はやや高めの6%ぐらいで,フルーティーな味わい.
できあがったレシピと作業工程表を元に作業開始.
まずは,麦の計量.
それぞれつまみ食いしてみると,麦毎に味や香りが全然違う.
今回は,ペールを3.9kg,ウィート3kg,ミューニックを0.3kg.
約7kgの麦から21リットル(瓶45本)分.
計量した麦をミルにかけ,粉末状にする.
スタッフさんが煮沸釜に適当分量の水を張り,そこに粉末にした麦を投入.
ヘラでゆっくりかき混ぜる.
この釜は二重構造になっていて,釜の内側を高温の蒸気を通し,麦汁をむら無く温められるようになっている.
ここから段階的に温度を上げ,糖化の工程.
温度を上げるときは,蒸気のコックを開き,かき混ぜながら徐々に温度を上げる.
ヘラでかき混ぜるだけでは温度ムラが出るので,釜の下にあるドレンコックから麦汁をジョッキに取り出し,また釜に戻す作業を行って,麦汁を循環させる.
温度が目標近くなったら蒸気を止めて余熱で寝かす(レスト).
40度10分,50度10分,68度40分.
高めのアルコール度数を出すために,最後の工程はやや高めの温度で.
各ステップで麦汁を少し味見.
段々,麦汁が乳白色に変わっていくのが面白い.
また,味もどんどん甘みを増し,「麦汁」から「麦ジュース」といった感じに変化.
すごいなー.
寝かせている間に,ランチ.
木内酒造さんが経営しているレストランからの出前.
綺麗な盛りつけ.そして美味しい!
さらに木内さんのサービスで,1杯ずつ好きなお酒をご馳走になった.
オレはワイン樽で寝かせた米焼酎.
オーク樽の香りがして,オレの好きな味.
大石といい,ストロングサフォークといい,オレはオーク好き?
ビル造りの最中,作業場に設置されたビアサーバや隣接のカウンターで有料でお酒を飲むことができる.
中には,ビール造りそっちのけで,カウンターに腰を落ち着かせ,一杯やる面々も.
ランチ後,ホップとスパイスの計量.
やはり,木内さんのレシピをベースに増減.
ホップの種類と分量は,ベースのレシピ通りに.
その他スパイスは,オレガノとコリアンダー,オレンジピール.
オレガノは香りが強いので,これ以上入れない方が良いとのこと.
フルーティーな味わいを目指しているので,コリアンダーをやや減らし,オレンジピールを苦みが前面に出ない程度まで分量を増やす.
ホップはパールを25g,ストリアンゴールディング35g.
その他ハーブはナツメグ8g,オレンジピール60g,コリアンダー22g
40分のレストを終え,糖化が完了しているかどうか,ヨウ素テスト.
結果問題なし,
糖化が終わっていない場合は,更にレストをするそうだ.
麦汁の濾過工程.
麦汁を加熱,循環させ,麦汁の色をクリアーにする.
そして,麦汁を煮沸釜のドレンからジョッキで隣の煮沸釜へ移す.
このとき,麦芽が空気に触れないよう,じょうろでお湯をかけながら作業する.
コレでできた麦汁が俗に言う「一番搾り」なんだそうだ.
残った麦芽粕は,今回のビール造りでは役目終了.
取り出し,乾燥させて,飼料などにするそうだ.
煮沸釜の蓋をし,圧をかけて100度以上に沸騰させる.
これは麦汁の殺菌,味わいを出すための作業.
煮沸中に三回に分けて香り付け.
一回目はパール,二回目はストリアンゴールディング,最後にミルで粉末にしたコリアンダー,オレンジピール,ナツメグ.
煮沸が終わったところで,冷却.
煮沸釜からポンプを使って冷却用のポリ容器へ.
この時点での麦汁は,かなり苦みの強いものになっていた.
発酵,熟成することで,この苦みは和らいでいくとのこと.
今日の仕込み作業はここまで.

この後の酵母追加,発酵,熟成,瓶詰めは木内酒造さんが行ってくれる.
約3週間後には瓶詰めされたビールが届く予定.
どんな味になっているんだろうな.